神戸旅行2日め。
JR新神戸駅すぐの布引の滝(雌滝)で緑と水音に癒やされてから向かったのは、神戸といえばここ、北野異人館街。
公開されている洋館だけでも15館以上、どこを見るか迷うのですが独断と偏見+何冊かチェックしたガイドブックからの情報を元に「初めて訪問かつ時間が限られているならこの3館!」というのを抜粋しました。
ついでに実際行ってみて「チケットはこうして買うとお得だった」「最初にこのルートで行けばよかった」などの注意点やコツも有り。
布引の滝からも案外近い北野異人館街。
Contents
●北野異人館観光の注意とポイント
しかし異人館街散策時、ひとつ覚悟しておいていただきたいコトがございます。
北野異人館街、高低差あります。
坂、登りまくります。
特に海岸側から異人館の方に向かっていく場合、坂・坂・坂、あーんど坂!状態。
たとえばこれ。
この写真なんかは傾斜がわかりやすい方ですが、他にも傾斜が急な坂あります…。
わたしは健脚な方で、登山経験はないものの、街なかを歩くの大好き・多少の坂ではへこたれません。しかし、異人館街はあちこちに角度の急な坂があり、また洋館内の観光も基本歩きのみなので、上手にカフェで観光兼休憩をとるといいです。
異人館街の中心部にあたる「北野町広場」の観光案内所内にはロッカー(有料)があるので、そこで荷物を極力少なくしてから異人館街散策に向かわれることをオススメします。
なお観光案内所内のロッカーは営業時間中にしか利用できませんので注意!
営業時間:3月~10月 9時から18時・11月~2月 9時から17時
※年末年始は時間短縮
●初めてならまずはこの3館!(1)風見鶏の館
トンガリ屋根に風見鶏がチャームポイントの洋館。
先ほどの北野異人館街広場に面しているので、すぐわかります。
入館料は単体だと500円ですが、次に紹介する萌黄の館の入館料もセットになった共通券650円がお得(2017年9月時)
中はアール・ヌーヴォー風とドイツ風の作りが共存している温かみのある部屋がいっぱい。
また洋館内の要所要所に、見るポイントや時代背景の説明が丁寧にしてあって、見て可愛いらしいだけでなく、この建物の背景知識も楽しめます。
お気に入りは西洋城郭が好きな方にはたまらないであろう食堂。
どうしてかはぜひ現地で確認して来てください!
ちょいちょい見学者を楽しませるイベント(事前申し込み多し)も行っているので、旅行の日程が決まったら、公式サイトもぜひチェックを。
とはいえ、たいてい土日開催なので、平日休みのわたしが参加できることはほぼないのですが…(T-T*)イイナー
風見鶏のモチーフである雄鶏は当サイトにもゆかりあるものなので、個人的も思い入れのある洋館です(笑)
風見鶏の館
http://www.kobe-kazamidori.com/kazamidori/
●初めてならこの3館!(2)萌黄の館
こちらも先ほどの風見鶏の館同様、北野異人館街広場に面しているので回りやすく、かつ、初めてなら見ておいてほしい洋館。
萌黄の館単体だと入館料350円ですが、風見鶏の館といっしょの共通券だと650円なので共通券がおすすめ。(2017年9月時)
風見鶏の館と比べると、色合いや採光が南欧の建物のイメージ。
特に神戸市内を一望できる明るいベランダが一押しです。
こっそり裏庭もあり、飲食不可ですがテーブル席も。
また震災時に落ちた煙突があえてそのままにされています。
近代現代の絶妙に混ざった素敵な街なみから忘れがちですが、神戸を観光していると阪神淡路大震災の時の被害の大きさを風化させないよう、当時の状況をあえて残している場所がところどころあり、ハッとすることも多いです。
またこの建物は各部屋に暖炉があったのですが、それぞれタイルの意匠が違うんです!
スペインタイルやポルトガルのアズレージョ(※ポルトガルタイル)なんかが好きなわたしはガッツリ全暖炉を写真に収めました!
なお後日SDカードのトラブルでデータ消えましたけれど…泣
萌黄の館
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/foreigner/sub3.html
●初めてならこの3館!(3)うろこの家・うろこ美術館
風見鶏の館と萌黄の館は同じ一角にありますが、このうろこの家だけ、神戸はじめてなビギナーおすすめの洋館3館のなかで、ちょっと離れた位置にあります。
見るからにウロコウロコしているのがおわかりいただけるだろうか…!
赤い電話ボックスもチャーミング(※久しぶりに使う形容詞)ですが、電話ボックス向かいのイノシシさん。
彼(?)のお鼻をナデナデすると幸運に恵まれるというジンクスがあるそうで、それはもう皆さん、お鼻なでまわしてました。もちろんワタクシもおさわりして参りましたよ!(笑)
また同じ敷地内にあるうろこの家ガーデンハウス。
中はアメリカンな雰囲気のカフェで軽食もあり。
カーネル・サンダースのおじさんよろしくメイドさんが入り口に立ってます
※レプリカですよー(笑) ※ただし等身大
またうろこ美術館のなかにはソファ席があったり、展望室には景色をみながら休める椅子やテーブル席が複数あります。
そのため、先に風見鶏の館・萌黄の館を見てから、ちょっと坂をのぼって、こちらのうろこの家および関連施設にて洋館散策の合間の休憩…なんてことがしやすいです。
異人館街のなかでも、かなり高い位置にあるのですが、急な坂道を登ったかいあって、うろこの家のサンルームやうろこ美術館の展望室は、天気が良ければ神戸港を見渡せます。
建物の外観や屋内展示の家具も見る値打ちがあるのですが、ロイヤル・コペンハーゲンやマイセンなど西洋陶磁器の展示もあるので、陶器好きさんも楽しい洋館です。
うろこの家・うろこ美術館
●ちょっとおまけ
上記3洋館だけでなく、建物の保護のため、入り口でスリッパに履き替える洋館が多いです。脱ぎ履きのしやすい靴での訪問が吉。