この記事の最終更新日は 2017年12月23日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
昨夜は年内最後の流星群だったので、19時から23時ぐらいまで、星空タイムラプス動画を撮っておりましたよ。
今回の相棒はキャノンの本当にコンパクトなデジカメ “G9X Mark2″。
ごめん、君の実力を過小評価しまくってたよ…
本当は撮影サンプルを写したかったわけじゃなく、こぐま座流星群狙いだったのです。
作例のなかに、流れ星1つくらい写ってないかなどうかな…。
その答えあわせも兼ねた”G9X Mark2″の星空タイムラプスの効果別作例です(笑)
Contents
●はじめに
なおこの機種での星空タイムラプスの撮影の流れや設定は、以下の記事をご覧くださいね。わたし、がんばった(手順まとめを)
【作例】Canonの1型コンデジG9X Mark2で星空撮影 -星空タイムラプス編【手順】
●Canon G9X Mark2 星空タイムラプス 効果別作例
タイムラプス動画はインターバル撮影ともいい、連続撮影した静止画データをつなぎ合わせたパラパラ漫画のようなもの、というお話は以前しました。
その元になる静止画データを残すか・残さないかを”G9X Mark2″の「星空タイムラプス」機能では選べます。
なお「素材の保存」を「する」を選択した場合、できあがったタイムラプス動画に「効果」をつけることはできません。
「素材の保存」を「しない」にし、できあがったタイムラプス動画に効果を付ける場合は、「効果なし」「軌跡」「残像長め」「残像標準」「残像短め」の4パターンが選べます。
●効果なし
これのみ撮影時間60分・シャッター間隔15秒毎。
●軌跡
「軌跡」以下はおよそ撮影時間30分・シャッター間隔15秒毎。
●残像長め
●残像標準
●残像短め
●星空タイムラプス撮影時の注意点
●流れ星を撮りたいなら「効果なし」1択!
これは上の作例を見てもらったらおわかりいただけるかと。
「効果なし」以外は全部流れ星に見えかねません…。
「効果なし」
+「素材の保存:する(静止画データの中で1枚でも流れ星激写してたらラッキー)」
+「シャッター間隔15秒(カスタムでもっと短くしても)」
+「撮影時間をできるだけ長く(現実問題バッテリーの保ちがあるので60分-90分くらいか)」、
これで流れ星が撮れる可能性が上がるかなと。
●カメラバッテリーは最低3個用意すべし
想像よりバッテリーは持つけれど、タイムラプス60分×2をしようとしたら、2回めの60分は後半バッテリー切れとなりました。冬の夜空は星空撮影に最適ですが、一方、温度が下がるとバッテリーのもちも悪くなります。
バッテリー2個で回せるのではと当初考えていましたが、USB充電式の充電器を使っても、1個で撮影している間に、電気が空になったバッテリーの充電が終わるほどではないので、星空を撮るのなら、やはり最低3個のカメラバッテリーは用意しておきたいところ。
せっかく手間と時間かけて(とはいってもコンデジと三脚くらいですが)、撮影しているのですから、バッテリーは余分に持っていきましょう。
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●手元を照らす明かりは必須!
今回は自宅敷地内での撮影だったので、どうしてものときは屋内に入ればいいだけでしたが、もし旅行先などで撮影の際、そう都合よく作業できる明かりを確保できるとはかぎりません。
100均のミニライトでもいいのですが、こういう両手があくネックタイプのLEDライトの方がしあわせになれると思います。
●防寒対策と撮影用折りたたみ椅子
防寒対策は本当にしっかりと!
カイロ必須!!!
後半2時間(21-23時頃)は平地の住宅地でも、めっちゃ寒かったです。
また最後の10分位にタイムラプスでない星空撮影をしようとカメラをいじったんですが、寒さのせいか、カメラが若干挙動があやしくなっていました。シャッター押してるのに、反応しないとか。
(部屋に入って、ひとごこちついたら普通に動いています)
また出先で撮影するなら、こういった折りたたみイスも持っていこうと思います。
ずっと立ちっぱなしはツライ…。
この折りたたみ椅子、確か2017年7月のヒルナンデスで紹介されていましたね。わたしは本当にたまたまだったのですが、放送前の3月にすでに購入済でした。
ちなみにパタットの一番大きいサイズのイスと、上記のパタットミニ、どちらも持っていますが、大きいサイズの方が座り心地はいいです。高さがあるから立ち上がるのも楽ですし。ただデカイ。ふつうのトートバッグ等ではたぶん入らないと思います。
電車やバス等使って目的に行くわたしのような人間には正直持ち運ぶ際、ちょっとかさばります。確かに薄い&軽いんですけれどもね。
ただし自動車移動の方なら、大きいサイズの方がオススメ。
一方、歩きや共同交通機関を利用して目的地に行くことが多い人なら、若干座り心地は犠牲になりますが、持ち運びのしやすさで「パタットミニ」です。
●さいごに
コンデジで設定と手順さえ覚えてしまえば、こんなに簡単に星空タイムラプスが撮れるとは…!
星空撮影を本格的にしようと思ったら、機材の量とカメラとレンズの値段が跳ね上がりそうですが、コンパクトなG9X Mark2でも充分楽しめました!
もっとも本来の目的であるこぐま座流星群の流れ星を捉えたかは、ちょっと微妙なんですけれどね。
一つ目の「効果なし」のタイムラプス動画に、一瞬画面右下、それっぽいものがよぎった感じもしないでもないですが、撮影場所の上空が飛行機が通っているので、飛行機の可能性も否定できないという…。
また今回の流星群ではG9X m2の方ばかりいじって、もう1台の相棒たる”G1X Mark2″では撮影しなかったので、G1X m2の方の星空撮影も気になります。
こちらはフィルターアダプターを使えば、市販の58mm経のフィルターが使えるので、フィルター有りと無しで撮り比べしてみたいですね。