この記事の最終更新日は 2018年2月2日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください

 

 

 

年齢なのか若年性更年期か。
急な冷え込みに今年はことにからだがついていかないMIKOです。

 

昨年年末から忙しい&体調不良で出不精傾向でしたが、年明けてから出不精が加速化しておりましてですね、せっかく昨年買ったCanonの高級コンデジ2台(”G9X Mark2″と”G1X Mark2″)ですが、なかなか使う機会に恵まれていません。
使いこなそうと本まで買ったわたしの気合よ今何処…。

 

関東ですらこの寒さ、しばらく出不精な状態は続きそうですが、昨夜の天体イベント・皆既月食。
これならちょっとカメラの機能を気軽に試せそうじゃないですか。

 

というわけで、昨日の皆既日食、屋内からですが、Canonの誇る高級コンデジ”G9X Mark2″で、どの程度撮れるか試してみました!

 

 

●さいしょに

 

利用したのは先述の“Canon G9X Mark2”
1型センサー・F2.0・光学ズーム3倍を持つなかなかの実力カメラさん。
かつ値段的にも高級コンデジの中ではかなりお買い得なコスパのいいカメラです。

 

今回の撮影モードは「P(プログラムAE)モード」
このカメラはコンデジながら、マニュアルモードで自分好みの設定にいじれるのですが、今回は皆既月食が始まってあわてて撮りだしたので、すべてカメラ任せです(笑)
ズーム倍率は光学3倍~光学+デジタルズーム6倍まで、その時その時でいじっています。

 

 

 

●皆既月食 Canon G9X Mark2作例-写真(静止画)

 

※作例は全て元データのままではなくブログ掲載用にデータサイズを小さく・位置情報等の削除をしています
※上記以外の画像の加工等はしていません

 

 

撮影モード:P(プログラムAE)モード
撮影場所:関東住宅地屋内・窓ガラス越し
手持ち撮影

 

 

オートフォーカスが決まるとコンデジながら、なかなかの映り。
ちゃんとブラッディムーンの赤みも再現されていて、かなり目で見た状態に近い。
もちろんちゃんとした機材と設定をした一眼レフカメラにはかないませんが、コンデジで思い立って10秒後にこれだけ撮れるなら記録としてはマアマアかと。

 

 

 

撮影モード:P(プログラムAE)モード
撮影場所:関東住宅地屋内・窓ガラス越し
手持ち撮影

 

条件は1枚目の作例と同じで、こちらはデジタルズーム込みで倍率をあげた写真。

スミマセン、ズーム倍率は撮影時に適当にしたので、ちょっと覚えてないです…。

 

 

 

↓失敗作も(笑)

 

 

失敗とはいえ、それでもまだ月食部分がわかるのでマシな方だったりします。

窓ガラス越しで室内からどれも写しているのですが、窓ガラスで反射してお月さまが3つ写っている状態+ピンぼけ。

 

今回は月食開始前5分から開始後10分くらいの間にパシャパシャ思いついて撮ったのですが、結構な枚数のピンぼけ写真を増産しました(笑)

5枚に1枚が使える、という感じ。

 

以前持っていたカシオのコンデジ(”EX-r700″という数年前のものですが)よりも、Canonのコンデジはオートで焦点あわせるのが若干苦手感があるように思います。

 

“G9X Mark2”は去年(2017年)発売のものなので、日中および夜間や光量が少ない暗い室内なんかでも普通の被写体であれば、そうそうオートフォーカスの甘さに悩まされたことはないのですが、流石に室内ガラス越しの月食中のお月さま、となると条件が厳しいのでしょう。

 

キャノンの高級コンデジの最新作”G1X Mark3″では、こういった悪条件下のオートフォーカス機能の改善がなされているか気になるところ。

それでも”G9X Mark2″、窓ガラス越しの夜空の月、かつ、手持ちで「Pモード」のカメラ任せの設定で撮影していることを考えると、この写り、結構すごいと思います。

 

 

 

●皆既月食 Canon G9X Mark2作例-動画

 

 

 

 

ブログにアップ可能な容量の関係上、短い動画で申し訳ない…。

さすがにデジタルズーム+夜空で、画質はちょっと残念な感じですが、フォーカスがちゃんと決まれば、コンデジでも機材なしで何とかこれくらいは撮れました。

 

 

 

●さいごに

 

今思えばせめてミニ三脚+スマホで遠隔シャッター機能くらい使えば手ブレがない分、失敗写真が少なく済んだ気もします。

今回はさすがに条件が厳しく「なんとか撮れた」感が拭えませんが、いきなりの思いつきでカメラ知識なくてもここまで撮れた、という一例としてご参考いただければ(汗)

とはいえ動画作例はともかく、静止画の方はなかなかではないですか? え?だめ??

 

なお以前に作例まとめした「SCN(スペシャルシーンモード)」の「星空」撮影も1-2枚試したのですが、このモードはどこか一点に焦点をあわせるものではないので、月食のように撮影ターゲットがそこそこ大きくハッキリしている場合は、月に焦点をあわせられず使えませんでした。

 

一応フォローさせていただくと、“G9X Mark2″の良さは、1型素子+そこそこ明るいレンズを持っているに加え、何よりその小ささ・軽さにあります。

特に重さは200gちょっとですからね。350mlペットボトルより軽いくせに(通常の被写体であれば)綺麗に撮れるとかワケがワカラナイ。

 

旅先ではスマホはスマホでGPS付きのマップ機能や観光地情報を調べるのに使うので、できればカメラ機能は分離させておきたい派のわたしとしては、極限まで荷物を軽量化したいライダーさんや自転車旅行者さん、手荷物持込の重さがシビアなLCC利用の方なんかは、小さいながらも月食までもそこそこ撮れてしまう実力を兼ね備えたこのカメラは良い選択肢のひとつではないかと思います。

 

「星空やお月さまもたまに撮りたい、けどそれがメインではなくて、普段の旅行時・お出かけ時にスマホより綺麗な写真をさっと撮りたい」

 

こんな方に適したカメラが”G9X Mark2″ですね。

 

 

むしろわたしが買った発売1-2ヶ月後より価格がじわじわ上がっているような…?

 

 

 

なおもう少し重くていいのなら、個人的にはもうひとつ上の機種である”G7X Mark2″が機能のバランスも撮れてて1台でなんでもできる万能感あふれる子なのでオススメだったりします。わたしもわけのわからないコンデジ2台持ちとかしていなければ、こちら1台を買ってましたね(笑)

 

 

 

 

 

以上、久々のカメラネタでした。

あらためてカメラの話を書いてると、もうひとつの全くコンパクトでないけれどコンデジカテゴリの”G1X Mark2″も使って、どこぞに撮影旅行行きたくなります。寒いですけれどね(笑)