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この記事の最終更新日は 2018年5月31日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
こんばんは、年に数えるほどにしか、外で飲まないMIKOです。
日帰りなのに意外と盛りだくさんになってしまった都内プラド美術館展日帰り旅日記。
御茶ノ水(神保町)のポルトガル料理店さんでラストです
(=^▽^=)ノ
前回の記事をまだ見てない方は↓コチラ↓から。
【東京終了】東京でスペイン・ポルトガル観光気分!? 東京上野の国立西洋美術館プラド美術館展に行ってきたけど今回はだいたいポルトガル菓子の話しかしてない 中編
Contents
●なぜやった!?(笑)1日イベリア半島縛りで楽しんできたよ 後編
上野の国立西洋美術館で開催された、スペイン・プラド美術館展にあわせて、日帰り街歩きしてきました。
●本日のラスト!御茶ノ水(神保町)・ぽるとがる酒場 ピリピリ (piripiri)さん
最寄りはJR御茶ノ水駅・東京メトロ 新御茶ノ水駅・小川町駅とありますが、神保町駅からも徒歩圏内。
先にいったポルトガル菓子のお店、ドース イスピーガさんから歩いてすぐ。
日本人ファディスタの方から「一人飲みもしやすいよ!」と教えていただいて以来、「ずっと行きたいなぁ」と思っていたのですが、機会を逃し続け、今回の上野のプラド美術館展の見学とあわせて、やっと実現。
ちなみにファドとは、すごーく端的に説明すると、ポルトガルの民族歌謡のようなもの。
日本の演歌に近いと言われることもありますが、個人的には邦楽で例えるなら、演歌とフォーク・ロックと民謡のミックスのイメージです。
民謡、フォーク・ロック、演歌のどれが強く出てくるかは、曲やファディスタ、その時々の歌い方によるような気がします。そこまでファドに詳しくはないヤツの考察ですが…。
日本だと「難船※原題:Naufragio」や「暗いはしけ ※原題:Barco Negro」が有名。
日本で有名になった歌が暗いイメージの歌なので、ファド全体がそのような印象をお持ちになってる方の方が多いのですが(実際、全体的には郷愁感あふれるものの方が多いので)、リズムカルで明るいイメージの歌や、勇ましい感じの歌もあるんですよ。
自分もリアル世代じゃないのでアレですが、もう亡くなられてしまいましたが、ポルトガルを代表するファド歌手、アマリア・ロドリゲスは、日本で来日公演したこともあります。
↓Amazonだと試聴できます
Amalia Rodrigues Live At The Paris Olympia – The Queen Of Fado (Remastered)
※Amazonへ
で、話は戻して、ぽるとがる酒場 ピリピリさん。
こちらはポルトガル料理やワインを楽しめる居酒屋さんです。
スペインバルだと、日本国内にも今やたくさんありますが、いまだにポルトガル料理店って少ないんですよね…。
このムニエルは、ポルトガルのナザレにて
魚介も米料理も多く、日本人の口にも合う料理が多いのですが、あまり知られていません。
食べログでの事前情報によると、グループで行く際は事前に予約してからか、お店に電話して席の確認をしてから行かないと、小さいお店なので入れないこともあるとか。
カウンター席もあるのは聞いていたのですが、あまり混んでるときに席を占領するのも申し訳ないので、開店時間と同時に訪問。
カウンター席にもいたポルトガルの幸運の雄鶏ガロ。
むかしむかーし、ポルトガル北部の街バルセロスで、無実の罪で捕まった旅人の潔白を証明した雄鶏の言い伝えから。
まずは緑のワイン(ヴィーニョ・ヴェルデ)で一杯!
このワインはポルトガル独自のもので、微発泡・さわやかな後口です。
通常のワインに比べるとアルコール度数も9%と低めなので、ポルトガル料理を食べにくときはたいていコレを頼みます。
特にこれからの初夏~夏の季節はビール代わりにすごく良いです。
ニンジンのアルガルヴェ風
アルガルヴェはポルトガルの南部の地方名。
ギザギザにんじんに、さっぱりマリネ液がさわやかで、ちょっと蒸し暑くなってきたこの日の前菜&サラダ代わりにピッタリでした!
本当は看板メニューの「鶏の炭火焼(1/2羽)」や、絶対にお酒にあう、王道「バカリャウ(干し鱈)コロッケ」も頼みたかったのですが、今回の訪問目的であるメニューを席についた早々にお願いしていました。それは…
アロシュ デ フランゴ!鶏ご飯!
この写真だと、炊き込まれている鳥肉より、サラミのほうが目立ちますが、これが伝統的な「アロシュ デ フランゴ(鶏)」「アロシュ デ パト(鴨)」の盛り付けスタイル。
鶏肉のスープで米を炊き、鶏のうまみをしっかり吸ってたきあがったご飯に、滋味あふれる鶏肉、塩気とまた別の肉の旨味のアクセントとなるサラミ。
つまみで食べるなら、軽く2人前の量といったところですが、事前にお腹を少し空き気味にしていたので、1人で完食してしまいました。
だって優しい味で美味しいんだもん!(笑)
たぶん味付け、塩でシンプルなんですけど、旨味があるせいかペロリといただきました。
また、この鶏ご飯の調理器&器は、ポルトガルのカタプラーナという銅鍋。
【送料無料!】カタプラーナ鍋 特別セット!(1〜2人用カタプラーナ鍋(21cm)… |
こんな風に、対になっている蓋がありまして、日本の無水鍋のような調理ができるというシロモノ。1-2年間隔くらいで定期的に欲しくなるのですが、いまだ購入していません。
我が家はこれ以上鍋を増やせないのです…
アローシュ・デ・フランゴ—。
他にもピリピリさんでいろんなものを食べたかったのですが、今回これを頼んだのは、ポルトガル旅行の時でも、国内でポルトガル料理店行ったときでも、なぜかずっと「アローシュ・デ・パト(鴨ごはん)」もしくは「アローシュ・デ・フランゴ(鶏ご飯)」を食べそこねていたから。
「今日は作ってないんだヨ!(現地意訳・たぶん)」
「ランチのときは出してないんだ(同上)」
「 ・・・。(そもそもメニューに乗ってないっぽい)」
などなど—。
やっと今回ありつけたので、地味に感慨深いものがありました(笑)
リゾット系は結構、現地でも食べてるんですけど、今回食べた「アロシュ デ フランゴ」のような炊き上げた系は逃しまくってきたので。
ちなみにピリピリさんでは「アロシュ デ ポルボ(タコご飯)」も、メニューにあります。
次回はタコご飯も制覇したい…!
そして早いですがデザート。
チョコレートムース&ジンジャーニャ添え!!!
わたしのなかで、ポルトガル料理食べたあとのデザートは、チョコレートムースかプリンという呪いにかかっているのですが、なぜなのか。
でも合うから良いんですー!(* ̄∇ ̄*)
チョコレートムースの濃厚な美味しさに、この添えてあるジンジーニャがめちゃくちゃ合うんですよ…!
ブログ書きながら、思い出しよだれが…
前回の記事でもちょろっと書いてますが、ジンジーニャはポルトガルのさくらんぼのリキュールで、ポルトガルのオビドスという街では、あっちこっちにチョコカップに入ったジンジーニャが売られていました。
ポルトガルのオビドスにて。
数年前ですが、当時1-2ユーロくらいで売ってたかと。
カップは小さいですが、なみなみと注がれていました。
なお、口当たりが良いからといって、行く先々で飲んでたら後で地獄を見ます。
リキュールなのでアルコール度数は高いのです。
…とまあ、現地でもチョコカップに注ぐくらいなので、チョコレートムースに合わないはずがない!
ムース自体も口溶けよく、美味しくいただきました。
東京・神田 ぽるとがる酒場 ピリピリ (piripiri)
●さいごに:お店とお客さまに感謝&神保町巡りも楽しいですよ!
なおピリピリさん、ショップカード?もかわいいのである。
日帰り都内プランでしたが、ちょっと海外旅行気分も味わえた1日でした!
今回は御茶ノ水・神保町界隈はほぼ「食」のみを堪能した感じでしたが、神保町は本屋さん巡りも、喫茶店巡りも、明治大学博物館の見学など、この街だけで1日堪能できますよ。
ぜひ、この記事を読んでくださっているあなたも、楽しんできてくださいね
(=^▽^=)ノ
さぼうるさんも
ミロンガさんも、神保町老舗喫茶店。
掘り出し物の本が見つかるかも…
神保町の大型書店・書泉グランデ
大通りから中に入り込めば、こんな味のある場面に出会えるかもしれません。