この記事の最終更新日は 2018年3月14日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください

 

 

 

海外旅行時のセキュリティ対策として、お財布やパスケースにはひもやチェーンをつけています。

 

特にひとり旅の場合、自分だけなので、いくら治安が良いと言われている国や地域でも、うっかり落としたり、夜市や人気観光地等の人混みでスられたりしないよう、おサイフやケータイ・スマホ、カメラ等、極力ひもストラップやウォレットチェーンを駆使して、身につけるようにしていました。

 

今はその頃よりは多少旅慣れ、さり気ないストラップ使いとなっていますが(そうか?)、はじめての海外ひとり旅の時は、もはや「これから魔王城にでも向かうんですか」レベルの装着ぶりでしたね…。

 

そのせいだけではありませんが、今のところ、さいわいにもスリや置き引きには出会っていません。ストラップ強い。

 

 

ただお財布の場合、最初からウォレットチェーンやひもをつけられるパーツがついていればいいのですが、意外とつけられない仕様になっているものが多いんですよね。

 

またちょっとイイお財布だと、スラれたり落としたりした時のダメージが倍増するので、丈夫で使い勝手が良いのであれば、海外旅行用のサイフはソコソコのお値段のものでいいと考えています。

 

前回の旅から使っている「外貨+クレジットカード数枚入れておく用のお財布」はまさにその条件にピッタリ。小銭入れも広く開けられるタイプで気に入っているのですが、ウォレットチェーンをつけれないデザインのお財布なんです。

 

かといって、DIYでお財布に穴を開けたら、一部に手先が不器用と評判なワタクシのこと。確実に財布をあの世に送ってしまう予感しかしません。

 

 

で、まあ、やっぱり必要は発明の母。

同じように「財布にチェーンやストラップつけたい、でも穴あけたくない」同志がおられたようで。

 

穴を開けなくてもウォレットチェーンやストラップをつけられるようにする道具が既に売られていました。

 

 

 

コレ考えたヒト、アッタマ良いな…!

 

 

こちらですね、商品ページにもわかりやすく写真があるんですけれど、お財布の内側のカード入れ部分に革の四角い部分を入れると、アラ不思議!後付けでウォレットチェーン&ストラップがつけれるようになっちゃう! …というアイデア商品なんです。

 

ただし、お財布の形状(カード入れのサイズや位置)によっては、使えない場合もあるので、大きさやお財布のデザインを商品ページとあわせて、しっかり確認しましょう。

 

 

本革で作りもしっかりしているようなので、ちょっとイイお財布なら、ぜひこの製品でセキュリティ面の強化を期待したいところ。

 

 

しかし。わたしはあることに気づいてしまったのです…!!!

 

 

あれ? これ、自分でも作れね??

 

…と。

 

というわけで、ちょっと試作してみました♪

その過程を以下にまとめ。

 

 

●おサイフ(カード入れ有り)にチェーンやストラップを付ける方法

 

ええ、もちろん同じような素敵デザインは無理です。

本革カットして縫うとか、財布に穴あけるよりハードル上がってます。

 

ですが、ワタクシひらめいた。

ワタクシのサイフの中には、たぶん1500円分ほど期限切れで失効させてしまったタリーズのプリペイドカードがあると…!

 

 

このタリーズの失効カード、プラスチック製でとってもお丈夫!

 

このプラスチック製のカードに昭和の時代から我が家に存在する、ゴツイ穴あけパンチで穴をあけます。

 

 

 

 

 

カードのフチが少しかけているのは、1回目の穴あけに失敗したからです。

たかが穴あけパンチでの穴あけすら失敗する、驚きの不器用さ。

 

 

 

 

 

で、この開けた穴に以前100均で買った予備のひもストラップをつけます。

おしゃれなアナタは、ここでオシャレ感を出すのも良いかもしれません。

 

 

 

 

 

この「プラスチックカードに穴開けたヤツ+ストラップ」をお財布のカード入れにセットしたら…

 

 

 

 

 

アラ不思議!

後付けでウォレットチェーン&ストラップがつけれるようになっちゃった!

 

 

実際、ひもストラップ部分をもってぶら下げてみたりしたのですが、通常使用では十分耐えられそうだと感じました。

 

もしスリに引きちぎる勢いで強く引っ張られても、そのレベルだとさすがに壊れて財布はもってかれちゃうと思いますが、この「後付けひも付きサイフ」状態にしてあれば、少なくとも「ワタシ、今、お財布スラれそうになってる!」ということに、気づけるレベルには防犯度はアップするので、しないよりはしたほうが良いです。

 

ただし以下の注意点も必ず確認してください!

財布によっては、かえってセキュリティ度を下げる場合もあります!

 

 

 

●要確認!の注意点

 

上記の作成時の注意点としては、

 

 

・装着予定の財布のカード入れにカードがゆるゆるで入る場合は、すっぽ抜ける可能性大のため使えない。

→むしろ場合によってはスっぽ抜けて落とすという最悪の事態が考えられます…。

 

 

・材料のプラスチックカードは、期限の切れたクレジットカードはじめ、個人情報が入っているモノは絶対NG!

→作ってから気づきましたが、実はタリーズカードもアレな気がします ※お察しください

 

 

もし材料にする適当なカードがなければ、

 

↑これなどはいかがでしょう。

 

スキミング対策グッズとして気になってましたが、見た目「完全なる白いプラスチックカード」らしいので、今回の材料にも良さそうです。

 

ICチップ仕様だったり、最近のカードは、ちょっと切ったり穴あけたりくらいじゃ、データ読み取れるらしいので、材料カードは厳選しましょう!

 

 

・穴あけパンチは昭和の小学校においてあったレベルのごっついのを使いましょう。

→たぶん紙数枚を穴あけするぐらいの強度のものだと、穴あけパンチの方が壊れます。

 

 

 

●さいごに

 

ちょっと良いおサイフや自作の強度が心配な方は、やっぱり最初にご紹介した製品になっているウォレットガードを使われたほうが良いでしょう。

もしくはウォレットガードと同じくらいの値段で、旅行用に使いやすそうなウォレットチェーンを付けれるミニ財布もあるので、そういった製品を購入された方が安心かもしれません。

 

ただ自分の旅行用財布につけてみたところ、カード入れのキツさもちょうどよかったせいもあって、かなり安定していたので、わたし自身はしばらくコレで様子を見てみます。

 

この手の防犯対策はしてもしすぎることはありません。

上記のウォレットチェーン・ストラップ作戦とあわせて、バッグの口は毎回閉める・人目のあるところでは極力財布を出さないようにするなど、防犯意識を忘れずに、お互い旅を楽しみましょう!