- 投稿 2017/10/21
- 旅行の相棒(カメラ) - Canon G1X Mark2 - 旅の持ち物おすすめ
この記事の最終更新日は 2017年10月24日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
ついに出る出る“Canon G1X Mark3”
出典:Canon ”PowerShot G1X MarkⅢ”概要
新型“G1X Mark3”と旧型“G1X Mark2”。
今ならどちらを買うか。既にG1X Mark2を持っている自分は買い替えするのか。
そんな視点で比較した、考察 後編でございます。
※まだ前編を見てない方はコチラ↓
【比較】”Canon G1X Mark3″と”G1X Mark2″、どっちが買い? 比べて考察してみた 前編【カメラ初心者向け】
Contents
●レンズ性能・レンズの明るさ(開放F値)比較
“G1X MarkⅡ”※所有の旧型
→開放F値:F2.0(W)-F3.9(T)
“G1X MarkⅢ”※2017年11月発売の新型
→開放F値:F2.8(W)-F5.6(T)
一般に開放絞り値(F値)の数値が小さいほど、良いレンズとされているようです。
ものすごく大雑把に説明すると、F値が小さい方が、被写体を明るく撮れるので、暗い場所や室内での撮影に適しています。
また、開放F値が小さいほど、ボケを作り出しやすくなります。
最終的な画質についてはレンズの性能だけでなく、撮影素子(センサーサイズ)や映像エンジンの能力も関連しているので単純比較はできませんが、「レンズの明るさ」というところに注目すると、旧型の”G1X MarkⅡ”が優れています。
●デジカメデータの処理速度(映像エンジン)比較
“G1X MarkⅡ”※所有の旧型
→映像エンジン:DIGIC 6
“G1X MarkⅢ”※2017年11月発売の新型
→映像エンジン:DIGIC 7(2017年10月時点で最新)
簡単にいうとデジカメのデータ処理をする頭脳部分の比較。
データ処理する能力が高ければ、連写能力の向上や暗いシーンでのノイズ軽減、オートフォーカスの速度の向上、より強力な手ブレ補正と、いいことづくめ。
そして当然ながら、これは発売があとの新型”Mark3″の方がより高性能なエンジンを積んでいます。
ちなみに”G1X MarkⅡ”の半年前くらいに入手した”G9X MarkⅡ”は2017年2月発売。
これのエンジンは「DIGIC 7」なので、先述したメリットを経験済で、映像エンジンが最新版なのは、カメラの機能として、かなり大きいと実感してます。
いろいろなシーンでストレスが少ないんですよ。電源ONからの立ち上がりの速さや、AFの合いやすさや、1枚とった後、わりとすぐに次の1枚を撮れるとか。
今回実は新型が出ると聞いて、一番羨ましいポイントだったのがこちらで、最新版の映像エンジンが、APS-Cサイズという大きいセンサーサイズ(撮影素子)と組み合わさったら、デジタルカメラの画像としては素晴らしい処理をしてくれるのではないか、という点でした。
●動画機能の比較
“G1X MarkⅡ”※所有の旧型
→1920×1080(フルHD)・30fps
→タイムラプス機能なし・星空タイムラプス機能のみ有り
“G1X MarkⅢ”※2017年11月発売の新型
→1920×1080(フルHD)・60fps
→タイムラプス機能・星空タイムラプス機能、ともに有り
fpsの数値が大きければそれだけ滑らかな動画が撮れます。
30ftpでも綺麗なことは綺麗なんですが、60fpsで撮った動画を見たあとだと、結構差を感じます。
なお自分所有のG1X Mark2が、タイムラプスを撮れないことに、いま初めて気づきました(笑)
せっかく景色が綺麗に写せるカメラなので、風景タイムラプスでとったら綺麗だったでしょうから、そこはちょっと残念。
新型Mark3はその点、順当進化してますね。
映像エンジンが最新版なこともあって、追尾機能や動画撮影時のオートフォーカスの精度、手ブレ補正も向上しているハズ。
欲をいえば、4K動画に対応してほしかった。
ソニーやパナソニックはかなり前から4K路線なので、最新機種かつキャノンのコンデジのフラッグシップ機が対応していないのはちょっと不満。
●USB充電への対応可否とバッテリー比較
“G1X MarkⅡ”※所有の旧型
→USB充電に非対応
→フル充電NB-12L使用時:約300枚(エコモード時)
“G1X MarkⅢ”※2017年11月発売の新型
→USB充電対応
→フル充電NB-13L使用時:約250枚(エコモード時)
新型機の方が撮影枚数は減っていますが、待望のUSB充電が可能になったこと、”G9X MarkⅡ””G7X MarkⅡ”と共通のバッテリーパック(NB-13L)になっていることは、すごく羨ましい!
カメラ本体でUSB充電できると、モバイルバッテリーでも充電できるようになるので、特に旅先ではものすごく助かるんですよね。
旧型(G1X Mark2)では、カメラ本体でUSB充電ができなかったので、サードメーカー製のUSB充電できるバッテリーチャージャーを別途購入してしのぎました。
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Canonに限らず、ちょっと前のカメラでUSB充電に対応していない製品なら、USBチャージャー(バッテリー充電器)、持っているとものすごく便利です!
わたしが重宝しているのは、Canonのコンデジバッテリーの”NB-12L”と”NB-13L”両方に互換性があるタイプ。 また上記のロワジャパンさんは、互換バッテリーの老舗で評判もいいので、品質的にも安心でした。実際使ってみても、熱くなりすぎたり、純正バッテリーは充電されない等、気がつく範囲での不具合は見られていません。
ソニーやパナソニックなどの有名どころのシリーズならたいてい発売されているようなので、USB充電非対応のカメラをお持ちの方は、ぜひ探してみてください。コレ+モバイルバッテリーで、出先での電池切れの心配が激減しますよ!
●他、”G1X MarkⅢ”で追加になった機能・特徴
・「流し撮りモード」追加
電車をかっこよく撮りたい方にオススメ機能
・「パノラマショット」追加
パノラマ写真が撮れるモードが追加になりました。
高画質のパノラマ写真は、風景写真の幅を広げてくれます。
・ファインダーを内蔵
一眼レフのサブや、一眼から高級コンデジ移行組には朗報。
・防塵・防滴構造
水辺近くや森・山などの野外の撮影時も持ち出しやすくなっています。
もちろん完全防水というわけではないので注意。
●あとがき
とりあえず「自分が購入するならココを見る!」という視点で、”G1X MarkⅢ” ”G1X MarkⅡ”を比べてみました。
カメラに求める物によって、どちらを選ぶかというのは変わって来るかと思いますが、
“G1X MarkⅢ”
・一眼レフ機を持っていてサブ機にしたい。
・スピード・処理速度の快適さを求めている。
・メインではないが、タイムラプスなどの動画撮影も楽しみたい。
・野外に持ち出すことが多い。
“G1X MarkⅡ”
・これ一台でミラーレスや一眼レフ機に迫る静止画を撮りたい。
・望遠もそこそこほしい。
・「クリエイティブショット」機能を使いたい。
・コスパが良ければ、多少重くてもかまわない。
“G1X MarkⅡ”を持っている人間としては、選ぶポイントはこんなイメージでしょうか。
じゃあMark2を持ってるオマエはどうするんだという話ですが、現時点で、Mark3に買い替えはないですね。持ってるのがG1X(無印)なら買い替え検討したと思うのですが…。
とはいえ、発売後にネット上に出てくるであろうユーザーさんの新型機の作例や感想によっては、また心が揺らぐかもしれませんけど(笑)
何にせよ、”G1X MarkⅢ”の発売が楽しみなことにはかわりません。
うっかり買い替えてしまうくらい、思いきり力の入った良カメラであるといいですね。期待してますよCanonさん!(笑)
●おまけ:作例まとめ
作品例、なんてシロモノではないですが、”Canon G1X Mark2″のJPEG画像の撮って出しや動画などはこちら。
※一部、個人情報保護・著作権の観点から手が入っているものも有。
※随時増やしていく予定。
【神戸旅行】”Canon G1X Mark2″でメリケンパークの夜景撮影散歩【作例】